子宮たいがん
子宮体部(しきゅうたいぶ)にできるがんを子宮たいがんと言います。今のところはまだ圧倒的に子宮けいがんの方が多いですが、欧米では子宮たいがんと子宮けいがんの割合はほぼ同数とされているほどで、急激に増加しつつあります。
性交渉との関係が指摘されている子宮けいがんに対し、子宮たいがんは反対に、妊娠、出産を経験したことのない人に多くみられ、体型的に肥満の人や高血圧、糖尿病の人に多く、脂肪の過剰摂取が関係しているのではないかという説もあり、これは子宮たいがんと子宮けいがんが欧米ではほぼ同率で、子宮たいがんが日本でも増加していることからも示唆されます。
子宮たいがんの診断を行う場合は、「子宮膣吸引法(しきゅうちつきゅういんほう)」を用いた、小さな組織を採取してがん細胞が存在するかどうかを調べる細胞診(さいぼうしん)という検査の他、組織診(そしきしん)、子宮鏡診(しきゅうきゅうしん)などで行います。
子宮たいがんの初期症状は不正出血で、子宮けいがんと同様ですが、子宮たいがんの場合は、かなり早くから出血があります。そして帯下もあり、痛みを伴うようになると、全身症状(貧血など)へと進行しますので、そうなってしまう以前に婦人科を受診する必要があります。
子宮たいがんは、一期で見付かれば5年生存率は83%ですから、早期発見が最も重要であることはこの数値からも一目瞭然です。