女性と更年期

子宮がんは、50歳代に発生のピークを迎える子宮けいがんの場合は、40際から60歳代が全体の75%を占め、子宮たいがんの場合も、50際から60歳代に集中的に発生します。
不正性器出血や帯下(=おりもの)の異常がこれらの年齢の時期にみられた場合は、子宮がんの初期症状である危険性がある為、早急に精密検査を受ける必要があります。
片や、妊娠可能な成熟期から老年期へと移行する時期であるこの年齢は、卵巣の働きが衰え、消失していくという現象として、「閉経(へいけい)」があります。
閉経する年齢は個人差はありますが、50歳が平均と言われており、この閉経を中心としてその前後に「更年期(こうねんき)」があります。

子宮がんの好発年齢であることを考え、閉経後の女性の帯下の増加や、膿を含んでいたり血が混じっている等の症状がみられた場合は、まずはがんを疑い、そして閉経によるホルモンバランスの変化や乱れが一因である「老人性膣炎(ろうじんせいちつえん)」や「外陰炎(がいいんえん)」といった病気を疑う必要があります。

閉経年齢である50歳前後は、女性にとって様々な身体の機能が変化する時期であり、それに伴って、「不定愁訴症候群(ふていしゅうそしょうこうぐん)」と呼ばれる不快な症状が次々と襲ってきます。
子育てもひと段落し、「さあ、これからは自分の身体の状態にも敏感になりなさい」と、何よりも家族やお子さんの健康を気遣ってきた女性に、身体がサインを送っているのかもしれません。

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